黄王とトキ
当農園の9月のりんご、黄王とトキが収穫・出荷のピークを迎えました。
8月後半のシナノリップ、サンつがるのあと、10月初旬の秋映を収穫するまでの間、
桃やプルーンと一緒につなぎ役を担うりんごです。
黄王には、黄色い王様という意味が込められているそうです。
トキは、ふじと王林が偶然に掛け合ったりんごで、
青森県の土岐さんという方の畑で発見されたそうです。
一見したところ、黄王とトキは区別しにくい!(笑)
主力品種のあいだをカバーしてくれる、よいりんごなのですが、
収穫適期が短く、果肉がやわらかくなりやすいことに課題を感じています。
木になっている青い実が、ある朝、明らかに黄色く見えてくるのですが、
少し青みがのこるくらいで収穫しないと、すぐ過熟気味になってしまうようです。
また、色の判断がしやすいのが、空が明るくなってから太陽が差すまで。
いまの時期だと、5時10分頃から6時15分は見やすいのですが、
それ以降は、陽の光で、黄色と青(緑)のバランスが見えにくくなります。
品種の誕生地、青森では、9月下旬の収穫だそうです。
この飯綱の土地では、収穫が早まるのか、また果肉の軟化に影響があるのか。
まわりに栽培している方が少なく、手探り中です。
よいタイミングで食べればおいしいりんごなので、ぜひ安定して育てたいです。
サンプルーンは大半を収穫し、地元の直売所などに出させて頂きました。
本来、15日頃までは樹にならせていたいのですが、
今年は長雨と旱ばつの両極端の天候のせいか、果肉が早めに柔らかくなっています。
先日のおどろき(桃)と、黄王・トキ・サンプルーンは、来年の宿題です。
サンプルーンの奥にちらりと写っているのは、和梨の豊水(ほうすい)です。
間もなく収穫予定ですが、さあ、今年の出来はどうでしょうか?
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