収穫の秋
9月の残暑、強い陽射しも和らぎ、10月に入るとめっきり涼しくなりました。
日の出の時間、りんごの葉の朝露、午後の風、夕暮れのつるべ落とし。
畑にいると、秋の訪れを感じずにはいられません。
ですが、それ以上に秋の訪れを感じるのは、りんごの色づきと思います。
りんごが色づくためには、実の成熟、陽射し(葉摘みを含む)、夜温の低さ、の3点が必要と言われています。
9月中頃までは、それほど進んでいなかった着色が、20日過ぎからみるみると進んだ印象です。
写真は1枚目が紅玉、2・3枚目が秋映です。
撮影したのが10月2日で、今日8日現在では、もっと赤黒いくらいに濃くなっています。
果実からにじみでるしっとりしたワックスが表面に出る頃が、収穫適期です。
シナノスイートです。
地元農協では荷受がはじまっていますが、当農園では15日頃から収穫予定です。
(過熟になりやすい)夏のりんごとは違って、じっくり待って収穫したいと考えています。
白い糸は、鳥よけの木綿糸。
山際の畑は、ほんとに地味ですが、糸を張る/張らないで効果が違います。
ふじも、うっすらと赤くなりはじめました。
収穫は11月20日頃からなので、まだだいぶ先になります。
いまの時期は、中生種(ちゅうせいしゅ)と呼ばれる秋映・シナノスイートを見ながら、ふじの葉摘を平行して進めています。
ふじは木がたくさんあるので、なかなか大変ですが、葉摘・玉廻しなどの着色管理は、やはり大切なひと手間だと思っています。
名月、シナノゴールドなどの黄色いりんごは、葉摘が必要ないので助かります。
今年は昨年の反省を踏まえて、3回まわって丁寧に摘果(木の上で選果するイメージです)しました。
あとは11月上旬の収穫期を待ちましょう! と言えるのが今年のよい点です。
さて、気になるのが台風14号の行方。
自然相手なので、やむを得ないときもありますが、今年は何事もありませんように!
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