ときには田んぼで
りんご畑をひととき離れて、田植えを行いました。
16・17日の土日から、ちらほらと田植え機を運転する農家さんが出はじめ、
23・24日の週末で、大半の田んぼに苗が植わったように思います。
田んぼの水は、飯綱高原から湧き水を引いています。
自家用と、近所・親戚にあげる分をつくる程度ですが、結構おいしく食べられます。
この地域は、昔は、ぬかりっ田(ぬかるみが深い大変な田んぼ)が多かったようです。
いまは、国の事業で田が整備され、だいぶ良くなったそうです。
機械で植える分は、大先輩の農家さんにお願いしています。
田んぼのわきに待機して、足りなくなった苗をセットするのを手伝います。
機械の手先部分が、苗を数本ずつ、うまく摘み取って植えていく様を見ると、よくできた機械だと感心します。
ほとんどは機械で植えられるのですが、ムラのため、うまく植えられない場所がでます。
そこは昔ながらのやり方で、3~4株を手にとって、植え直しをします。
水底の泥がかなり柔らかいので、植えるというより、苗を置いていくような感覚です。
太陽の光で、手を入れた水はとても暖かく、自然の生命力を感じます。
水を張ったところに、苗を植えるという、この方法。
もし地面に直に植えていたら、雑草の管理がめちゃくちゃ大変だったと思います。
いまの田植えを考えた人は、本当にえらいと、植え直しをする度に思います。
1枚の田で、これくらいの大きさです。
植える動作よりも、足にからまる泥を押しのけて歩くことに、体力を使います。
すべてを手で植えていた、昔の人は、相当タフだったでしょう。
田んぼの方は、秋の収穫に向けて、仕込みが完了しました。
あとは、定期的な水の見回りと、(これが大変ですが)土手の草刈、ヒエなどの雑草の管理です。
りんごの仕込み(摘果)は、まだまだ先。
6月25日を目処に1次摘果を終えて、そこから仕上げに入っていきます。
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